覚える量が多い割に、出ている教科書・参考書が少ないのが生化学。いったいどの本を買えばよいのが良いのかわからないという方も多いでしょう。
この本は有名な生化学の教科書で、とにかく詳しく書いてあります。授業でハイスピードで進んでしまった部分を、じっくり読みたいとか、自分でまとめて勉強したい方にお勧めです。
上巻は、
Ⅰ生化学の基礎
Ⅱ生体分子
Ⅲ酵素の作用機構
Ⅳ代謝
下巻は
Ⅳ代謝のつづき
Ⅴ遺伝情報の発現と伝達
という構成です。
生化学的な理論は主に上巻に載っていますが、脂質代謝やアミノ酸代謝、ヌクレオチド代謝は下巻に載っているため、両方買うのが無難です。
内容はかなり詳しい分、難しいところもあるので、自分で適宜端折って読んでもよいと思います。
代謝のフローチャートとか図はオールカラーでとても美しく、見やすいのでお勧めです。本によっては、二色刷りのものもありますが、図がみにくいとやる気もなくなるので、大判でカラーのヴォートはそういう意味でもとても良いです。授業でヴォートを使う先生もいらっしゃると思いますし、買って損はない一生モノの一冊です。
きちんと勉強したい人におすすめです。
おすすめ度
★★★★☆(難解な説明がある分専門性が高い一冊です。)
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