この本はカテゴリーが難しいのですが、
生物学の研究を始める人や医学を学ぶ人向けの、分子生物学の基礎を学ぶための教科書です。
『THE CELL』というもっと分厚くて詳細な解説のある本のダイジェスト版のようなもので、
細胞について、生化学の基礎から遺伝学の基礎までとても分かりやすい解説ときれいなイラストで説明されています。大学の授業のレジュメに使われることも多く、買って損はないまさにイチオシの一冊です。
第三版からはDVDも付いたので、より充実した内容となっています。
基礎といっても、医学の研究や勉強に使うには十分で、おそらく日本の医学研究者でも十分内容を理解していない人が多いのではないかと思われるような内容(むしろ彼らが知らないことのほうが問題なのですが)まできちんと載っています。将来までに知っておかなければならない必要最低限のことがこの一冊でだいたい学べるという感じです。とにかく、
説明が平易でわかりやすいため、高校生にもお勧めできるほどの良い教科書です。
おすすめ度
★★★★★(これは買い!)
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