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医学書LIBRARY

お勧めの医学書を科目ごと、診療科ごとにご紹介します。 医学生はもちろんのこと、ドクターや一般の方にも参考になればと思います。質問もお待ちしていますのでお気軽にコメントください。

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『解剖実習の手びき』(南山堂)

これは解剖の実習用テキストです。

大抵の大学では、実習用のテキストは指定されている場合が多いと思いますが、多くの大学でこの『解剖実習の手びき』(寺田春水・藤田恒夫 著 南山堂)を用いているようです。もし指定されていなければ、これを使うのがいいです。

この手びきを使うと、一つ一つの作業手順が細かく示されており、どういう風にそれぞれの筋肉や神経などを同定するかもわかります。この手びきに忠実にやれば、かなり細かい部分まで解剖を行うことができます。実習時間に余裕がない場合に、省いてよい箇所も示されていて(ここは時間に余裕がある場合に行う、などと示されている)、親切丁寧なテキストです。

実習用に用いるのには最適ですが、図はあくまで説明の模式図程度なので、やはり、予習のためにもこの本のほかに、解剖用アトラス(図譜)もそろえる必要があります。予習の際に、アトラスを眺めながら作業手順を確認しておくと、実際の作業効率が全く違います。解剖で進度に悩んでいる班は、たいてい予習に問題があると思われるので、予習を見直してみると、作業効率も理解度も上がります。

この本は、本文に和名とラテン語、英語が記載されているので、とても便利です。

おすすめ度:★★★★★
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